大手の基礎講座を受講した経験のある方はご存じでしょうが、通常のインプット用講座では、本 試験合格に必要な知識の7割程度しか教えず、この場合、後の3割は、独学や、他の講座、或い は答案練習会(答練)等の受講を通じて少しずつ補充していくことになる訳ですが、本当に難し いのは講義で教わっていない残り3割の部分なのであり、多くの人は、この3割の部分を理解す るために、3年、4年の月日を費やしているのではないでしょうか。
私はこれを改め、インプ ット用講座の中で本試験合格に必要な知識の全てをキッチリと教えるべきだと考えています。
 
一つには、講師の質の問題が挙げられます。 難解な残りの3割の部分を限られた講義時間内にキッチリ教えきり、且つこれに関連する高度な質問に対応することは難しく、 本試験に短期合格しただけの、経験の浅い講師などにはできません。
もうひとつの問題は、伝えるべき情報量と時間との関係です。7割教える講義に比べ、10割教え る講義では、伝えるべき情報量が2倍ないしは3倍になります(3割増しではありません)。
その大量の情報を限られた講義 時間の中で伝えようとすれば、大半の生徒が勉強についてこれないじゃないかという訳です。
 
結論から申し上げますと、限られた講義時間の中で、膨大な量の情報を効率よく伝え、且つ脱落 者を出さないための手段としては、当塾が採用している完全レジュメ方式しか無いと考えます。
多くの予備校が使用している教材には、合格に必要な知識の半分程度しか記載されておらず、こ れを板書や補助レジュメで補充したとしても、よほど時間的余裕がない限り、せいぜい7〜8割 程度しか伝えることができません。
そうではなく、最初から合格に必要な情報の全てを記載した レジュメ及び板書を作成、講義内で配布し、これを参照しながら講義をする訳です。
そうすれば講義内での板書や、講義外での情報補充に要する手間も省け、大量の情報も短時間で 効率よく伝わるし、このレジュメをそのままサブノ−トとして活用し、復習時の知識の整理集約 に役立てるというメリットもあります。